水道管が凍結して水が出ないとき|安全な溶かし方と破裂の見分け方

カテゴリ: 水回り

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安全に関する注意

凍った水道管や蛇口に熱湯を直接かけないでください。急な温度差で管や蛇口が破裂することがあります。溶かすときは人肌程度(40℃前後)のぬるま湯を使ってください。

冬の朝、蛇口をひねっても水が出ない——多くは水道管の凍結です。

気温が-4℃を下回った日の翌朝に起こりやすく、あわてて熱湯をかけると管が破裂します。まずは落ち着いて、溶かす前に「破裂していないか」を確かめるのが安全への近道です。上から順に進めましょう。

何時間くらいで溶けるのか

軽い凍結なら、ぬるま湯で温めれば15〜30分ほどで溶けることが多いです。

何もしなくても、日中に気温がプラスまで上がる日なら、昼ごろまでに自然に溶けます。ただし終日氷点下が続くと、自然解凍は半日〜数日かかることもあります。

目安は次のとおりです(凍結の程度・管の場所・日当たりで前後します)。

溶かし方・その日の気温 溶けるまでの目安
ぬるま湯(40℃前後)+タオルで温める 約15〜30分
ドライヤー・カイロ・室内の暖房で温める 約15〜30分〜
何もせず待つ(日中プラスまで上がる日) 数時間(午前10時ごろ〜)
何もせず待つ(終日氷点下の日) 半日〜数日

急がないなら、蛇口を開けたまま自然に溶けるのを待つのがいちばん安全です。すぐ使いたい・その日も冷え込む場合は、次の方法で溶かします。

自分でできる安全な溶かし方

凍っていそうな部分(屋外の露出した管、蛇口の根元など)を、次の順で温めます。

  1. 蛇口を開けておく — 溶けた水の逃げ道を作る。閉めたまま温めると圧が逃げない
  2. タオルをかぶせる — 凍った管や蛇口を布で覆う
  3. ぬるま湯をゆっくりかける人肌程度(40℃前後)を上から少しずつ。熱湯は使わない
  4. ドライヤーでもよい — 温風を凍った部分に当てる。ぬるま湯が使えないときの代わり

熱湯を直接かけると、急な温度差で管や蛇口が割れます。これが凍結対処でいちばん多い失敗です。あせらず、ぬるいお湯で時間をかけてください。

溶ける前に「破裂していないか」を確かめる

凍って膨張した管は、溶けて水が流れ出した瞬間に、破れた箇所から漏れ出します。溶かす前に次を確認してください。

  • 止水栓・水道メーターの位置を確認しておく(多くは屋外のメーターボックス内)
  • 管にひび割れ・膨らみ・白い霜のかたまりがないか目視する
  • 溶けはじめたら、壁ぎわや床下から水の音・水たまりが出ないか耳と足元で確かめる

問題なく水が勢いよく戻り、漏れの気配がなければ対処は完了です。

破裂・水漏れしていたときの応急処置

水が噴き出している、あるいは溶けたら床が濡れてきた——このときは、溶かす作業をやめてすぐに止水します。

  1. 元栓(メーターボックス内のバルブ)を閉める — 家全体の水を止める
  2. 破れた部分を布やテープで巻く — けが防止に軍手・ゴム手袋を着用する
  3. 業者へ連絡する — 配管の交換・補修は資格と道具が必要。ここから先はDIYの範囲外

止水さえできれば、被害の拡大は止まります。あわてて自分で直そうとせず、水を止めてから連絡してください。

業者に依頼すべき判断基準

次のいずれかに当てはまるときは、自分での対処をやめて業者に相談してください。

  • ぬるま湯・ドライヤーで温めても数時間たっても水が出ない
  • 溶けたあとに水漏れ・水たまり・水道メーターが回り続ける
  • 管にひび・膨らみ・破れが見えている
  • 凍結箇所が壁や床下など、見えない・手が届かない場所にある

壁の中や床下の配管、給湯器まわりの凍結は、素人には凍結箇所の特定自体が難しく、無理に触ると破損を広げます。安全に関わるため、早めに専門業者へ。

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費用の目安

自分でぬるま湯を使って溶かせた場合、費用はかかりません

業者に頼む場合は、「解氷だけ」か「破裂した管の補修・交換まで必要か」で金額が大きく変わります。複数の水道修理業者が公開している料金をもとにした目安は次のとおりです。

作業の内容 費用の目安
簡易な解氷作業(出張費込み) 8,000〜10,000円前後
専門機器での解氷(電気解氷機・高温スチーム) 10,000〜30,000円前後
破裂した水道管の修理 33,000円前後〜
掘削をともなう地中配管の修理 45,000〜50,000円前後〜

深夜・早朝(およそ22時〜翌7時)は割増になる業者が多く、金額は作業内容・凍結箇所・地域でも変わります。まずは症状を伝えて見積もりを取り、金額に納得してから依頼するのが安全です。

破裂して水が止められない・被害が広がっているときは、費用より先に元栓を閉めて業者を手配してください。

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よくある質問

凍結してからどのくらいで破裂しますか?

「凍結後◯時間で破裂」という決まった時間はありません。水が凍って膨張した時点で破裂の力がかかるためです。凍っているあいだは水が出ず気づきにくく、溶けはじめて水が動いたときに漏れて発覚することが多いので、溶かす前に止水栓の位置を確認しておくと被害を抑えられます。

少しでも水が出れば、まだ大丈夫ですか?

いいえ、油断はできません。水が細い・途中で止まる場合は、部分的な凍結が疑われます。無理に使わず、凍っていそうな箇所をぬるま湯で温めてください。勢いよく出るよう戻り、水漏れの音や水たまりがなければ、ひとまず様子見で問題ありません。

賃貸住宅で凍結・破裂したら、費用は誰が負担しますか?

配管が共用部分か専有部分かで負担者が変わるため、まず管理会社か大家に連絡してください。自己判断で業者を手配すると、あとの精算でもめることがあります。ただし水が止められない緊急時の応急処置(元栓を閉める)は、負担に関係なく先に行って構いません。

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