安全に関する注意
高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくく、室内でも熱中症になりやすいです。「暑くないから大丈夫」という本人の感覚に任せず、気温28度・湿度が高い日はエアコンを使うよう、周りが働きかけてください。
高齢の親がエアコンをつけたがらないのは、電気代の心配と感覚のずれが主な理由です。
ただ、高齢者の熱中症は室内での発生が多く、危険です。理由を聞いて、一つずつ対策しましょう。
つけたがらない理由
主な理由は、次の3つです。
- 電気代の心配 — もったいないと感じる
- 感覚のずれ — 「そんなに暑くない」(暑さを感じにくい)
- 冷風が苦手 — 体が冷える、乾燥する
頭ごなしに言うより、理由に合わせて対策するのが、納得して使ってもらうコツです。
電気代の心配への対策
電気代は、工夫で抑えられます。
- つけっぱなしのほうが、こまめな入り切りより安いことがある
- 設定温度を下げすぎない、扇風機と併用する
- フィルターを掃除する(フィルター掃除の手順)
これらを具体的に伝えると、安心して使ってもらいやすくなります。
熱中症を防ぐ見守り
高齢者の熱中症は、室内での発生が多いのが特徴です。
エアコンを使っていなかったケースが目立ちます。次を心がけてください。
- 気温28度以上・湿度が高い日はエアコンを使うよう伝える
- 室温計を見える場所に置く
- 離れて暮らすなら、こまめに電話して体調と室温を確認する
古い機種は買い替えも検討
エアコンが古くて効きが悪いと、余計に使いたがらなくなります。
10年以上前の機種は、省エネ性能の高い機種に買い替えると、電気代が下がって効きもよくなります。「電気代が下がる」と伝えれば、本人も納得しやすいものです。判断は修理と買い替えどちらが得?、費用はエアコン修理の費用相場を参考にしてください。
よくある質問
親がエアコンをつけたがりません。なぜですか?
主な理由は、電気代の心配、「そんなに暑くない」という感覚のずれ、エアコンの冷風が苦手、の3つです。高齢になると暑さを感じにくくなり、本人は平気でも室温が危険域になっていることがあります。頭ごなしに言うより、理由を聞いて一つずつ対策するのが、納得して使ってもらうコツです。
電気代を心配しています。どう説明すればいいですか?
エアコンは、こまめにつけ消しするより、つけっぱなしのほうが電気代を抑えられる場合があります。また、設定温度を下げすぎない、扇風機と併用する、フィルターを掃除する、といった工夫で電気代は抑えられます。10年以上前の古い機種なら、省エネ性能の高い機種に買い替えたほうが、電気代が下がって結果的に得なこともあります。
熱中症が心配です。どう見守ればいいですか?
高齢者の熱中症は室内での発生が多く、エアコンを使っていなかったケースが目立ちます。気温28度以上・湿度の高い日はエアコンを使うよう伝え、室温計を見える場所に置くのも有効です。離れて暮らす場合は、こまめに電話して体調と室温を確認してください。エアコンが古くて効きが悪い場合は、買い替えも検討しましょう。
関連する記事
-
エアコンの運転ランプ・タイマーランプが点滅して止まるのは、異常を知らせるサインです。まず試す電源リセット、エラー内容の確認方法、多い原因、業者を呼ぶ目安と修理費用の目安まで解説します。
-
エアコンを使うとブレーカーが落ちるのは、容量オーバー(同時使用)か、エアコンの漏電が主な原因です。落ちたブレーカーの見分け方、漏電が疑われるときの危険と対処、業者を呼ぶ目安と費用まで解説します。
-
冷房中にエアコン内部(熱交換器)が凍るのは、フィルターの詰まり・風量不足・冷媒(ガス)不足が主な原因です。暖房中の室外機の霜取り運転は正常。凍る原因の切り分けと、自分でできる対処・業者の目安を解説します。
-
エアコンの暖房が効かない・暖まらないとき、まず疑うのは正常な動作である霜取り運転です。見分け方、自分でできる設定・掃除の確認、霜取りが頻発するときの対策、故障が疑われるケースと費用まで解説します。